お箸コラム

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国産箸の主な産地MAP

COLUMN   1

若狭塗(福井県小浜市)

全国のお箸の80%以上の生産量を誇る箸の一大産地です。

卵の殻や貝殻、マツの葉などで模様をつくり、その上に漆を塗り重ねて研ぐ「研ぎ出し技法」を用いた『古代若狭塗箸』と大衆の塗り箸、更には携帯箸、子供箸まで幅広く生産されている『新若狭塗箸』があります。

津軽塗(青森県)

津軽ヒバを使った素地に漆を数十回塗り重ねて研磨を施す独特の「研ぎ出し変わり塗り」という工程を2か月も繰り返して、幾重にも重なった色漆の美しい模様が浮かび上がります。

江戸時代に北前船で若狭の塗り師が技術を伝えたこともあり若狭塗とは近縁関係にあるといえ、代表的な「唐塗」、小紋のような模様が特徴の「七々子塗」、炭粉と黒漆を用いる「紋紗塗」、高度な技術が必要な「錦塗」などがあります。

木曽塗(長野県)

木肌に漆を摺り込む拭き漆の技法で作られるものが多く、飾り気のないシンプルな仕上がりですが木目の綺麗さを活かした軽くて暖かみのあるお箸が多く作られています。

下地を付けず、生漆を繰り返し擦りこみ染み込ませて、木地の美しい木目を生かす「木曽春慶」。「木曽堆朱」は木地に下地を付けて漆をたっぷりふくんだタンポを使用して模様付けしていきます。

「塗分呂色塗」は、色漆を数種類使用して幾何学模様に塗り分けていき、上塗りが乾燥したら丁寧に表面を磨きます。

会津塗(福島県)

会津塗の特徴は、縁起の良い意匠や多彩な加飾の美しさです。また、他の産地の漆器より溝を細かく浅く彫るので、装飾からは柔らかな表情を感じることができます。

黒地や朱地に赤や緑の古代模様を施したものがありますがお箸としての生産量は極めて少なく手に入りにくい逸品です。

輪島塗(石川県)

輪島塗では、彫りを入れた部分に金を入れ込む沈金やり、金粉と銀粉を用いた蒔絵という表現が良く知られています。100を超える工程を経ては初めて世に送り出され、そのため丈夫さ全てにおいて品質の高さに定評があります。

アスナロや米桧葉等の素地を使うため塗肌も特にきめ細かく、持った感じも軽く上品で高級感が漂うお箸が多く作られています。

山中塗(石川県)

石川県加賀市の山中温泉地区で作られており、独自の木地挽物技術に優れ、主にお椀や茶托など丸い物の製造が一般的です。

茶道具の棗(なつめ)など木地の多くは山中で挽いています。山中漆器の特徴は、自然の木目と優雅な蒔絵の美しさです。

春慶塗(岐阜)

自然な木目が持つ素朴な美しさと、透漆(すきうるし)塗り特有の透きとおった深い色調が特徴です。飛騨銘木の「一位(いちい)」を雌黄(しおう)、弁柄(べんがら)などで着色し、これに透明な春慶漆を上塗りし木目をより一層美しく際立たせた独特の塗り箸です。

江戸箸(東京都)

素朴でシンプルなデザインながら手に馴染み、塗り箸とは一線を画した美しさと使いやすさにこだわった木箸です。

竹箸(大分県)

先の細さ、全体の形にこだわった、美しくしなやかな箸です。煤竹、ゴマ竹、虎竹、雲紋竹などを使いしなる特徴も備えた使いやすいお箸といえます。